社員紹介

2023.11.10 太田 憲央 工事部都市施設工事課 主任

“知らなかった世界”が、面白くなっていく。
奥深く探求できる仕事との出会い

入社した理由

直感で「ついていきたい」と思えた先輩との出会い

入社の決め手となったのは「この人と一緒に働きたい」と思える出会いがきっかけでした。その相手は、前職で携わった建設現場で、その現場の全体統括を担う現場代理人を務めていた宮本工業所の社員の方。現場を明るく円滑に進めながらも、やるべきところはきっちりと引き締める姿、仕事に真剣でありながら周囲への気配りも忘れないメリハリのある姿に強く惹かれ、「この人についていきたい」と感じるようになりました。さらに、私はその方から消火設備工事の仕事の面白さも教えてもらいました。消火設備の施工は現場の状況に合わせた施工順序や法令の遵守など考えることがたくさんあり、追究しがいのある仕事です。そんな仕事の魅力を教えてくれたその方に、「宮本工業所で一緒に働かないか」と声をかけていただき、入社を決めました。

現在の業務内容

法律、コスト、進捗。現場代理人として多方面に目を配る

現在は現場代理人として現場全体の管理を任されています。作業の進捗や現場の安全状況の確認、協力業者の選定から打ち合わせ、法律や規定に沿った施工のチェック、そして原価管理をはじめとするコスト管理などが主な仕事です。施工にはさまざまなルールや法律が関わっているため知識が必要なことに加え、クライアントからの要望や協力業者の意向を踏まえた調整力が求められます。判断に迷う場面もありますが、都度調べたり、先輩方に相談したりしながら経験を積んでいるところです。現場代理人として知識を蓄え、この仕事の面白さややりがいをより突き詰めていきたいと思っています。

仕事をする中で挫折や困難にぶつかった時にどのように乗り越えたか

知識と経験が線になる。学ぶほどに面白くなる仕事

仕事のなかで一番印象に残っているのは、初めて現場代理人を任されたときのことです。材料や協力業者の選定には無限の組み合わせがあり、現場に合わせた最適解を探さなければなりません。また、施工は一度始めると後戻りが難しいため、原価管理も含め責任の重さにとても不安を感じていました。それでもなんとか現場代理人を務められたのは、宮本工業所にいる頼れる先輩方のおかげです。「分からないことがあればいつでも連絡して」「不安に思っていることはない?」と声をかけてくれるので、安心して助けを求めることができました。この仕事の面白いところは、現場で感じた「なぜこうなっているのだろう」という疑問が、先輩方からのアドバイスや知識をつけることで「そういうことだったのか!」と理解できる瞬間があることです。資格の勉強を始めてからは、より一層この瞬間を感じることが多くなりました。得られた知識一つひとつが線としてつながっていく感覚が持てるようになり、それがやりがいにもつながっています。

職場の上司・同僚・後輩・お客さまとの繋がりで、忘れられないエピソード

現場を動かすのは“施工力”だけじゃない

仕事をするうえで大切にしているのは、「人とのつながり」です。社内はもちろん、現場で関わる多くの協力会社の方々との関係性が、施工の成否を大きく左右します。消火設備は建物全体の工事の一部にすぎず、空調や天井、床など、他の専門業者のみなさんと調整しながら工事を進めていきます。時には、相手の手間が増えてしまうようなお願いをしなければならない場面もあります。だからこそ、すれ違ったときに一声かける、ちょっとした雑談をするなど日頃からのコミュニケーションを欠かさず、いざというときに連携がスムーズにいくように心掛けています。調整がうまくいくと、スケジュールの前倒しやコストダウンなどのメリットに結びつきますし、それらが数字として結果を得られたときに大きな達成感を感じられます。

今後の目標

大規模現場を任される、会社の核を目指して

今の目標は、「この施工なら太田くんに任せれば安心だね」と言ってもらえるような存在になることです。ゆくゆくは延べ床面積10万平米、30階建てのビルに相当するような大規模な現場を任せてもらえる、会社を支える要のような存在になりたいと思っています。大規模な現場は関わる協力会社の数も多く、工期も1〜2年に及びます。そのぶんスケジュールやコストの管理も複雑で、高い精度が求められます。そのためには、今以上に現場経験を積み重ねて、実力を伸ばしていくことが必要不可欠。仕事の魅力や面白さにも気づき、天職とも思えるこの仕事をより深め、追求していきたいと思っています。

休日の過ごし方

どんな建物にも欠かせないから、知るほど面白くなる

休日は、家族とショッピングモールなどに出かけることが多いのですが、ついつい建物の天井や配管、消火設備に目がいってしまいます。「この建物はこういう用途だから、ここにこの設備があるのか」「この天井の高さだと、こういう施工になるんだな」などと、職業病みたいなものです(笑)。消火設備はどんな建物にも必要不可欠なので、知識が増えれば増えるほど、建物を見る視点も変わってきます。そうやって普段の生活のなかでも自然と学びが得られるところに、この仕事のおもしろさを感じていますし、これらの気づきが自分の引き出しになることもあります。

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